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貝盛さんの多い地域 TOP5
都道府県 | 人数 |
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沖縄県 | およそ50人 |
東京都 | およそ10人 |
熊本県 | およそ10人 |
市区町村 | 人数 |
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沖縄県石垣市 | およそ30人 |
東京都足立区 | およそ10人 |
沖縄県糸満市 | およそ10人 |
沖縄県浦添市 | およそ10人 |
沖縄県八重山郡竹富町 | およそ10人 |
貝盛さんの比率が多い地域 TOP5
都道府県 | 比率 |
---|---|
沖縄県 | 0.00321% |
熊本県 | 0.00026% |
東京都 | 0.00007% |
市区町村 | 比率 |
---|---|
沖縄県八重山郡竹富町 | 0.156% |
沖縄県石垣市 | 0.055% |
熊本県球磨郡あさぎり町 | 0.03% |
沖縄県糸満市 | 0.011% |
沖縄県浦添市 | 0.006% |
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貝盛さん みんなの名字の由来 |
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苗字の調査を依頼した時の結果を送ります。
報告書 苗字調査結果 「貝盛」氏 今回の調査で判明した氏族のルーツの概要についてお伝えします。 <貝盛姓の分布> 2 沖縄県 石垣市 大川 2 沖縄県 石垣市 平得 1 沖縄県 浦添市 内間 1 熊本県 球磨郡上村 上乙 1 沖縄県 糸満市 兼城 1 東京都 足立区 西綾瀬 1 沖縄県 糸満市 糸満 1 沖縄県 八重山郡竹富町 波照間 1 沖縄県 石垣市 新川 貝盛姓は、日本全体ではごく少ない希少姓ですが、分布を見ると石垣市を中心に広がっ ているように見えます。 <盛、のついた苗字の動向> しかし、希少姓ではありますが、八重山諸島全体の動向を見ていると「〇盛」という“盛” のついた苗字がかなり多いことが見えてきます。 〔竹富町内〕 上原 波照間 竹富 東山盛・玉盛・米盛 保田盛・前盛・慶田盛・東盛・桃盛・貝盛・親盛・保久盛・登野盛 生盛・前盛・山盛・請盛・南風盛・竹盛・西盛 を初めとして多くの「〇盛」系苗字が分布しています。 このことについて既に調査なさった沖縄タイムスの記者さんがおり(沖縄タイムス 1981 年社会部・多和田真助)、いくつかのことが判明しています。 ◆ 盛がついた苗字は、竹富島が最多。 ◆ 「一字+盛」は本家筋、「二字以上+盛」は分家を表すとの話もある(上勢頭享) ◆ 全体として「盛」がついた氏族は同族で、大きな一族という可能性も これらの「盛」のついた苗字は30前後あるようですが、多すぎて総本家がどこかはわ からないとのこと。しかし、おおよその目安はついており、 ◇「生盛」か「本盛」が始祖ではないか?と考えられる。ただし、本盛はのちに改姓。 ◇ 「生盛」家には、平清盛に由来して“盛”がついたという伝承がある。 ということがわかってきています。 また、“〇盛一族”と鍛冶屋の伝播との関係が指摘されており、沖縄に鉄器が伝わった経 緯と関係がある可能性が高いとも考えられています。 <古い民俗との関わり> 竹富島では「種取祭」という伝統の祭りが伝わっていますが、この祭りの主人公を務め るのが「生盛」家と「国吉」家であり、このうち国吉家はもともと「本盛」を名乗ってい たとのこと。 種取祭では、一番最初に「鍛冶工狂言」という踊りが奉納されるため、やはりここでも 鍛冶との関わりが指摘されます。 また、諸島のそれぞれで行われていた種取祭を統合したのは、竹富島を統治した「石垣 島から来た士族」であるとされており、これが石垣島に「貝盛」姓があることと関わるか もしれません。 (しかし、どちらの島が最初かは、現段階ではよくわかっていません。“盛”のついた苗字 は竹富に多いことから、竹富が発祥で、士族として琉球王府の支配下に入る段階で石垣に 移ったということもありうると思われます) さらに、「根原金殿」という大和の武士が竹富島にやってきた伝説もあります。これは、 鉄器の伝来と、本州からの武士であるという点で興味深い話です。 佐賀県には「鎌倉時代ごろに竹富島を支配した“武富”氏という武家」があることも合 わせて考えると、「本州から武士が八重山に渡ってきて、鉄の技術が入ってきた」というこ とが真実に近いと思われます。 そうした話が「平清盛」の伝説へと発展したのではないでしょうか。 (参考ながら、琉球王朝の尚氏も、先祖は源氏であるという伝説があり、公的な歴史書に 書かれていることから、沖縄の人たちの祖先には、本州からの武士の移住者が多いことが 想像されます) <御嶽と黒マタ> 薩摩藩の支配の下に「琉球王府」があり、那覇士族などと呼ばれました。その下部組織 に諸島の士族がおり、各島々の支配に当たったようです。 貝盛氏は、おそらく八重山の士族であり、それは西表島の古見にある「兼真御嶽」の神 事をみてもわかります。 豊年祭では、黒マタ・赤マタ・白マタという神が登場しますが、貝盛氏が守る兼真御嶽 は「黒マタの親神」が宿る場所であり、同時に「黒マタは士族の神」とされていることが 重要と思われます。 おなじ場所にある「三離御嶽」について「三離村」は「士族村」とされていたことから、 士族と平民とで神事が分けて捉えられていたことがわかります。 沖縄では神との交信はユタなどの女性が担うことが多いのですが、黒マタの神事は男性 の限られた家が中心であり、これが逆に「士族社会の名残」を伝えているのかもしれませ ん。 <貝盛氏の全体像> 竹富島を中心に、おそらくは平安時代から鎌倉時代ごろに本州から武家がやってきて、 同時に鉄器の技術が伝わったことが源流と思われます。平清盛との繋がりも窺えます。 その本家筋は「生盛」「本盛」の家柄ですが、分流の貝盛氏はどこかの段階で「八重山士 族」として琉球王府の家臣化していったのだと思われます。同時に御嶽や黒マタの神事の 継承者としても続いたのは、士族格を持っていたからでしょう。 八重山士族の成り立ち、その構成などの資料がもう少し残っていると思うので、そうし た研究をたどってゆけば、さらに発見があると思われます。 今回の調査では以上のようなことが判明しました。 |
【投稿日】2021/08/30 16:36:30 【投稿者】みなもさん |
みんなの名字の由来 投稿 |
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