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名字研究の歴史

日本人の名字や系譜についての文献としては、古くは室町時代初期に成立した「尊卑分脈」があります。洞院公定(とういん きんさだ)が編纂したもので、現在でも鎌倉時代以前の名字や家系を知る上で貴重な資料となっています。
江戸時代になると幕府や各藩の命により「寛永諸家系図伝」や「寛政重修諸家譜」を代表として盛んに家系図が作られるようになりましたが、学問として名字(姓氏)研究が本格的に行われるようになったのは、明治時代に入ってからとなります。

名字の種類

日本の名字(姓)の数え方には諸説あり、「伊藤、伊東、井藤、依藤、井東」など同じ「いとう」でも漢字構成の違いにより各1件とカウントする数え方や「伊藤」でも「いとう、いふじ」など「読み方の異なるもの」を各1件とカウントする数え方などがあります。 漢字と読みが異なるものをそれぞれカウントすると、苗字研究家であり文学博士である丹羽基二氏の著書「日本苗字大辞典」によると30万種弱と紹介されています。
これまで約30万種の名字を全て完璧に網羅できた文献や資料は国内に存在していませんでしたが、日本で唯一名字を専門的に調査している機関である名字由来netでは、日本人の名字を政府発表の2017年現在の最新統計データや全国電話帳データを元に独自に調査を行い、日本の全人口の99.04%(2017年6月現在)を網羅しております。

名字由来net掲載名字の割合

名字ランキングでは、漢字の異なるものおよそ10万件を全国及び各都道府県、市区町村単位で人数や順位を掲載しています。

※名字由来netは政府発表統計や独自調査により得られたデータから、日々変化する日本人の名字の人数を日本で唯一算出しております。
※全国電話帳データでは、例えば髙橋の「髙」の字は「高」として記載されており、名字由来netのランキングでは高橋に含まれます。
※助数詞、送り仮名として使用される「ヶ」「ケ」は同じものとし、例えば「藤ヶ谷」と「藤ケ谷」は同じ名字として扱っています。
※名字の推計人数は四捨五入して掲載しているため、各都道府県の合計人数と全国人数は一致しない場合があります。また、推計人数が少ない名字につきましては、一律「およそ10人」としています。
※名字の専門企業が算出している日本唯一の名字オリジナルデータですので、ご利用になりたい法人やマスコミの方々はこちらよりお気軽にご相談ください。

名字由来netについて

名字由来netは各名字の推計人数・順位といったランキングだけではなく、独自に調査を行った名字の由来をはじめ、日々日本中の皆様から沢山の名字情報が寄せられることにより絶えず進化している、日本人の名字「情報量No.1」サイトです。
また、iOS,Android対応のスマートフォンアプリもリリースしており、おかげさまでiOS版はAppStore総合第1位を2012年と2015年と2度獲得するなど、多くの方々にご利用いただいております。 姉妹サイトの「家紋ドットネット」とあわせ、名字や家紋を総合的に、かつ手軽に調べることのできる現代の必携ツールでもあります。
年間の利用者数は累計2,000万人以上。名字由来netは日本の名字業界にデジタル革命をもたらし、業界No.1として市場を広げ、牽引し続けていきたいと考えます。

名字由来netは「名字(姓)のルーツ」「名字の読み」「名字ランキング」が一度に検索でき「使いやすさ、わかりやすさ、アクセスしやすさ」を追求したお客様視点に立った情報検索サイトです。

名字由来netは珍しい名字を含めた約30万種あるとされる日本の名字(姓)情報を、随時、更新・追加していき、国内の名字由来情報の100%近くを網羅できる情報検索サイトを目指します。
みんなの名字の由来で、皆様がお持ちの名字情報を随時受け付けしております。名字の由来、読み方、分布、人数など些細な事でも構いませんので、ご存知の情報をぜひお寄せください。

名字由来netのビジョン(基本理念)

日本の系譜や姓氏・家系などの調査研究により人類学・歴史学の基盤の一つをなす地域や郷土の歴史や先達の優れた学業を知り、高尚かつ健全な日本人の名字・由来・家系図の普及と復興に関する活動を行い、日本人の社会文化活動の発展に寄与する。

我々は理念を踏まえ、「地球的視野に立ち、世界中の顧客満足のため、質の高いサービスを適正な価格で提供する」ことを目指しています。

名字の豆知識

髙信幸男 苗字研究家であり「名字由来netの主席アドバイザー」でもある髙信幸男氏のお話しによると、日本の名字には難読姓が多く、現在では普通に読めないものも数が多い、とのことです。理由としては、当たり前に呼んでいた名字の読みが、時代とともに廃れ、発音しなくなってしまう例などがあるためです。例えば「東海林」さん。山形県には多い名字であるが、「とうかいりん」と読む場合もあれば「しょうじ」と読む名字もあります。荘園を司っていた職業部の「庄司」さんという名字に対し、東の海を渡ってきた林氏が、あるきっかけで荘園の管理を任され「東海林」と名のったことから、職名の「しょうじ」さんと周囲に呼ばれました。結果「しょうじ」と読む名字になり、平民苗字必称義務令後の現代でもその名残となるなど、日本人の名字は複雑です。
髙信氏は、全国に存在する難読姓の読みをわかりやすく探しだせる辞書をすでに執筆しています。難読姓や珍しい名字に興味のあるかたは、「難読稀姓辞典」をぜひご一読頂きたいと思います。

名字研究家

名字研究家-太田亮
太田亮(おおた あきら 1884-1956)氏は「姓氏家系辞書」という日本初ともいえる名字の辞書を1920(大正9)年に刊行しました。
さらに日本各地の氏族の出自、系譜について7年もの歳月をかけて調べ上げ、1942(昭和17)年に「姓氏家系大辞典」として上梓しました。計3巻、7,000ページを越える大書である「姓氏家系大辞典」は、現在でも姓氏研究において欠かすことの出来ない第一級の文献とされています。

名字研究家-丹羽基二
そして、それを受け継いだのが太田氏や民俗学者として著名な柳田國男氏らに師事して名字研究を始めた丹羽基二(にわ もとじ 1919-2006)氏。
全国100万基の墓を巡るなどして、名字や家紋の研究を行いました。代表的な著書に「日本姓氏大辞典」「日本苗字大辞典」があります。

名字研究家-髙信幸男
現在その研究を受け継ぐ名字研究家のひとりが、名字由来netの主席アドバイザーでもある髙信幸男(たかのぶ ゆきお 1956-)氏。
水戸、札幌、さいたま、甲府、東京、横浜の各法務局に勤務し、東京法務局人権第一課長・主席登記官・民事行政部次長等を歴任。平成29年3月に退官。
珍しい名字の人を見つけると、持ち前のフットワークの軽さですぐに会いに行き実地調査をするなどフィールドワークを重視し、今日の日本の名字研究をリードする存在のひとりです。

他にも国内には素晴らしい名字研究家や郷土史家が数多く存在します。名字由来netは多くの地道な研究家の方々を今後も応援し続けて参ります